2007年01月31日

ライカールト「サラゴサが相手であれば更に燃える」

ライカールトがバルサの監督に就任して以来、
スペイン国王杯においてサラゴサは2度もバルサを破っている。
国王杯ベスト8の対サラゴサ戦を翌日に控えた30日火曜日に、
記者会見に臨んだライカールト監督は、
「サラゴサが相手であれば更に燃える。」と意気込みを語った。

31日バルサは今シーズンの絶好調のサラゴサをカンプノウに向かえ、
国王杯のベスト8、1stレグを戦う。
ライカールト監督はサラゴサ相手に勝利を飾るためには
「チームは適切なメンタリティで試合に臨まなければいけない。」
と語ると同時に、「集中力も試合の鍵を握るであろう。」と語った。
今シーズンのサラゴサを「昨シーズンよりも強い。」
と分析するライカールト監督は、
アイマールが同試合を負傷欠場することにも触れ、
「アイマールは創造力溢れる選手で、今のサラゴサの中心的存在だ。
きっと彼の欠場はサラゴサに影響を及ぼすであろう。」と語った。

リーガやチャンピオンズリーグと同じように、
今シーズンのバルサはスペイン国王杯においても優勝を目指している。
ライカールト監督はスペイン国王杯の位置づけについて改めてこう語った。
「昨シーズンの我々は国王杯で早々と姿を消したが、
今シーズンのバルサは国王杯でも優勝を目指している。
その為には、明日(31日)我々はハイレベルなチーム相手に
素晴らしい試合をして勝たなければならない。」

バルサが審判の“サポート”を受けているとマスコミが騒いでいるが、
この点に対してライカールト監督はいつも通りに明確にこう答えた。
「このような報道に私は同意しない。
審判は最高の仕事をするためにピッチ上で努力しているはずだ。
私は審判全員を信頼している。
試合後に文句を言う人間が存在することはいつものことだが、
私は通常そのようなことはしない。」

今回のライカールト監督の記者会見では、
前日のエジミウソンのコメントも取り上げられた。
プロのフットボール選手がどのような生活を心掛けるべきか
エジミウソンがコメントした後、
デコが別の視点からコメントを行ったため、物議を醸し出していたのだ。
ライカールト監督はこの件を沈静化させるためにも
以下のような見解を示している。
「エジミウソンは一般論についてコメントしただけだ。
一般論としては筋の通ったコメントだった。
興味深いのは、エジミウソンは一般論についてコメントしただけなのに、
その後新聞記者が他の選手の名前を出して話を大きくした点だ。
チーム内ではこの件については既に解決している。問題は全くない。
バルサの選手たちはバルサでプレーするに相応しいレベルを持っている
選手ばかりだ。彼らはバルサの選手になるために適切な生活を心掛けてきた。
この件について私は全く心配してない。」

長期戦線離脱しているエトーとメッシの復帰が間近に控えているが、
両選手の復帰の時期について質問されたライカールト監督は、
「もちろん早く復帰して欲しいが、
復帰のタイミングを決定するのはチームドクターの仕事だ。
選手の復帰の時期を決めるのは私の仕事ではない。」
と冷静にコメントしている。

記者会見の最後に、来シーズンに向けての選手獲得の可能性について
問われたライカールト監督は、苦笑いを浮かべながらこう返答した。
「私は未来について話すことを好まない。
それに、このテーマは(テクニカルディレクターの)チキと
話し合わなければいけないテーマだ。
もちろん、今の時点でも未来について色々と考えることは出来るが、
最終決定を出すにはあまりにも時期が早過ぎる。
我々にはシーズン終了するまでまだ多くの試合が残されている。
選手たちには実力を発揮するチャンスがまだまだ残されている。」
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エトーの復帰は2月11日のラシン戦か

エトーがバルセロナに帰ってくる日がついに決まった。
まず彼は、31日の国王杯サラゴサ戦が終わった直後の
2月1日にチーム練習に参加する予定。
ライカールト監督の判断次第では、1日遅れるかもしれないが、
いずれにしても今週中にはチームメイトと練習に励む
エトーの姿が見られそうだ。
そして彼の試合復帰は、11日のラシン戦が最有力と見られている。

セルタ戦には間に合わないと分かった時点で、
エトーはリハビリのリズムを落としてオサスナ戦での復帰を見送った。
というのも、彼のアイディアは、
あくまでファンに囲まれたホームの試合で復帰することだったからである。

なかなかしたたかな、復帰のシナリオをエトーは練っている。
メッシも同日の復帰を目指しているといわれており、
2月11日はカンプノウで2人の復活ショーが観られそうだ。
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2007年01月30日

デコ、チームの調子が上がっている事を強調

セルタ戦に勝利を収めた翌日(29日)に記者会見に臨んだデコは、
「チームは日に日に良くなっている」と
チームの調子が上がっている事を強調する一方、
本人自身のプレーについては
「自信を持ってシュートをまだ打てていない。」と語った。

クリスマス休暇が明けた後、怪我のため4試合(ヘタフェ戦、
エスパニョール戦、国王杯のアラベス戦のホーム・アウェイ)
を欠場していたデコは、チームの調子が上がってきていることを強調しつつ、
現在のチーム状況をこう語った。
「今シーズンのバルサは怪我人の問題を抱えているが、
それに輪を掛けるように悪いタイミングで僕の怪我もやってきた。
また、エトーやメッシのような重要な選手が負傷欠場している状況なのに
批判されるのは納得いかない。
それに、ここまで怪我人が多い状況では、
監督にとっても次の試合のメンバーを決定することもとても難しいことだ。
個人的には、嘘を言われることは許さないが、
批判は冷静に受け止める準備がある。」

今シーズンのリーガエスパニョーラの上位はとても拮抗しており、
ファンにとってはとても魅力的な展開となっているが、
このような状況をデコは決して驚いていない。
「今シーズンのリーガでは、どこがどこに勝ってもおかしくない。
それは、昨日(ベティスの本拠地の)セビリアでも証明されている。
先日我々は下位のベティスに勝てなかったが、
昨日再び下位のベティスが上位のバレンシアに勝っている。」

このような拮抗した首位争いが繰り広げられている今、
どのチームが優勝争いに絡んでくるか全く予想できないとデコは語る。
「現在の順位表を見るとセビージャが優勝争いの
最大のライバルと言えるかもしれないが、僕はそうは思わない。
レアル・マドリードはすぐ後ろにいるし、他のチームも無視できない。
できれば、首位を独走したいけど、
今シーズンのリーガは実力が拮抗しているから、それは難しいだろうね。」

ここ数週間、バルサファンはバルサのプレーのレベルが落ちていることに
対して批判をし、特に中心選手のロナウジーニョやデコに
その批判は集中していた。
この批判がデコにとって特別なモチベーションになっていたのではないか、
という質問に対してデコは明確にこう返答した。
「批判に対して見返してやろうという気持ちで
ピッチに飛び出したことはない。
僕はいつだって自分の仕事をやり遂げることと、
チームプレーを満喫するためにピッチに飛び出す。
自分のために、チームメイトのために、そしてクラブのためにね。
僕は批判を歓迎しているよ。
それに、我々は批判に慣れていなければいけない。
ただ、嘘を(マスコミに)書かれたりするのは許さない。」

また、先日の自主練習に多くの選手が姿を現したのに
デコやロナウジーニョが休んだことについてもデコはこう説明を加えた。
「自主参加の練習は今に始まったことではない。
既に何度も行なわれてきた。
それに、誰にも気づかれない形で僕は夕方にカンプノウを訪れて
マッサージを受けたりすることもある。」

バルサは31日水曜日にカンプノウにサラゴサを迎え
スペイン国王杯ベスト8の1stレグを対戦する。
ここ数年バルサは国王杯においてサラゴサに敗退することが多く、
なんとしても今度こそはサラゴサを破りベスト4に進出したいところだ。
ライカールトがバルサの監督に就任した2003−04シーズンに
バルサは国王杯においてサラゴサ相手に敗退し、
昨シーズン(2005−06)にも再びバルサは敗れて
国王杯から姿を消している。
この点を踏まえてデコは水曜日のサラゴサに向けてこうコメントしている。
「国王杯でサラゴサに負けてばかりいる。
そして、また今シーズンもサラゴサと対戦することになった。
今度こそは勝ちたいが、決して簡単ではないであろう。
今シーズンのサラゴサは昨シーズンよりもレベルアップしているし、
今回の対戦では2ndレグをサラゴサのホームで戦わなければいけないから、
サラゴサを破るのは決して簡単ではない。」

セルタ戦では両チームに対して1つずつPKが与えられ、
このPKの判定が物議を醸し出しているが、
デコはこの点について冷静に、
「フットボールはこういうものさ。
試合に負けたチームはいつだって言い訳を探そうとする。
我々は試合内容でもセルタを大きく上回っていたし、
常に我々の方がゴールを目指してプレーしていた。
テレビでスローモーションで見るのと、
ピッチ上で肉眼で見るのとでは見えるものが違うのは当たり前。
ピッチ上で審判はPKと判断したんだから、それまでのこと。」
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31日の国王杯対サラゴサ戦召集メンバー発表

明日31日にバルサのホーム、カンプノウで行なわれる
国王杯準々決勝1stレグ対サラゴサ戦の召集メンバー16名が発表された。
先日のリーガ対セルタ戦の召集メンバー17名の中から、
出場停止だったDFマルケスが復帰しメンバー入りした。
代わってMFモッタとFWエスケーロがメンバーから外れた。
召集メンバー16名は以下の通り。

GK バルデス、ジョルケラ
DF ベレッチ、マルケス、プジョール、ザンブロッタ、ジオ、オレゲール
MF シャビ、エジミウソン、デコ、イニエスタ
FW グジョンセン、ジュリ、ロナウジーニョ、サビオラ
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サビオラ「バルサでプレーし続けたい」

波に乗っているサビオラがセルタ戦でもゴールを決めた。
セルタ戦の翌日に記者会見の臨んだサビオラは、
「あらゆる面で居心地がいい。」と現在の心境を語った。

サビオラはプレーすることを望んでいた。
そして今、その望みが叶えられただけでなく、
ゴールの女神に微笑まれゴールを量産し至福の時を満喫している。
サビオラは現在の心境をこう説明する。
「チームの現状にも僕自身の現状にも大変満足している。
僕にとっては、プレーすることが何よりも大切なことだけど、
今のようにゴールを決めることが出来たら更に嬉しいよね。」

ライカールト監督が全幅の信頼を寄せるセンターフォワード、
サミュエル・エトーがもう少しで復帰するが、
サビオラは全く心配はしていないようだ。
「僕は今あらゆる面で居心地がいいから、全く心配していない。
それに、エトーとグジョンセンが揃っていた方が
より多くのゴールを決めることが出来るだろうから、
チームにとっては(エトーの復帰は)素晴らしいことだ。」

バルサで活躍するために自身のプレースタイルを
変える必要があったかどうかという質問に対し、
明確に「ノー」と答えている。
「僕は僕のプレースタイルを変更していない。
既に長い期間ヨーロッパでプレーしているから変更する必要はなかった。
けど、ディフェンス面でのプレッシャーの掛け方とかは
改善する余地があるから、その点は改善できるよう毎日努力しているよ。」

今週水曜日(31日)にバルサはサラゴサをカンプノウに迎えて
スペイン国王杯のベスト8の1stレグを戦うが、
今シーズン好調のサラゴサをサビオラはとても警戒している。
「サラゴサ戦は激しい試合になると思う。
サラゴサは破壊力のある攻撃陣を揃えているだけでなく、
ディフェンス面でもプレッシャーが速く簡単にプレーさせてくれない。
特に中盤とFW陣に危険な選手を揃えているから要注意だ。」

サラゴサの攻撃の指揮官を務めるのは、
昨夏にバレンシアからサラゴサに移籍してきたアイマールだ。
アイマールの友人でもあるサビオラは、
アイマールとの再会を楽しみにしていたが、
アイマールは29日のデポルティーボ戦で負傷したため、
31日のバルサ戦を欠場することはほぼ確実だ。
友人アイマールの欠場についてサビオラはこう語る。
「アイマールは僕の友達だ。
友達としては彼の欠場は残念だけど、
バルサにとっては彼の欠場は嬉しいニュースだと思う。
だって、アイマールは試合を決定付ける危険なプレーをする選手だからね。」

ここ数試合、センターフォワードとしてスタメン出場しているのは
サビオラだ。そして、ライカールト監督は必ずと言っていいほど
後半途中にサビオラに代えてグジョンセンと投入している。
サビオラとグジョンセンのプレースタイルについて質問されたサビオラは、
「僕ら2人は全く違うプレースタイルを持っている。
あと、僕ら2人はまだピッチ上で一度も一緒にプレーしたことがないから、
上手くコンビネーションを組めるかどうかは誰にも分からない。
明らかなのは、僕らは全く違うタイプのフォワードということだ。
彼はフィジカル面が強く、ボールをしっかりキープできるタイプのFWだ。
逆に僕は、スピードを特徴とするFWだよ。」

今年の6月30日にサビオラとバルサの契約は切れるが、
バルサとの契約延長について決して急いではいないようだ。
「両者が合意に達しなければいけない。
僕はバルサからの契約延長のオファーを待っている。
今でも、もう少し先でも構わない。
合意に達する気持ちを両者が強く持っていれば、
きっと難しいことではないはずだ。
僕の第一希望はバルサに残ることだ。
今の時点では、他のクラブに移籍することは全く考えていない。」

セルタ戦の翌日(29日)の練習では、
いつも通りスタメン出場した選手たちは
疲労回復のための軽い練習メニューに取り組んだ。
スタメン出場した選手のうち、オレゲール、ロナウジーニョ、デコ、
サビオラ、ザンブロッタの5名はマシア練習グラウンドに姿を現さず、
カンプノウ内の施設で疲労回復のためのトレーニングを行なった。
なお、現在負傷中のテュラムは他の選手たちよりも
早くカンプノウに姿を現しリハビリトレーニングに専念した。

他の選手たちはマシア練習グラウンドに姿を見せトレーニングを行なった。
その中には、前日のセルタ戦にスタメン出場したプジョール、ジオ、
エジミウソン、シャビ、イニエスタ、バルデスの姿もあった。
スタメン出場した選手たちはロンド(ボール回し)と
ジョギングを行なった後、早々と更衣室に姿を消したが、
セルタ戦にスタメン出場しなかった選手たちは、
その後もマシア練習グラウンドのピッチに残り、
ミニゲームを行なうなど激しいトレーニングを行なっていた。
posted by かずくん at 22:20| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

バルサ、らしさ垣間見られる勝利で首位堅守

リーガ・エスパニョーラ折り返しの第一戦となる第20節、
対セルタ戦はサビオラ、ロナウジーニョ、ジュリのゴールで
バルサが勝利を収め、首位の座をがっちりと守った。

バルサはこの勝利を手にする為に集中しなければならなかった。
そして、この日のバルサは終盤にらしさを発揮し、
リーガでも屈指のアウェイに強いセルタを退けることに成功した。
サビオラが均衡を破り、ロナウジーニョのPKとジュリのゴールによって
勝利を確実なものにした。
これでバルサは後半戦を単独首位の座を守って
スタートすることが出来たと同時に、
復調の兆しを僅かに見せることが出来た。

この日の観客は、ここ最近生じていたチームと観客席との温度差を忘れ、
歓声と共にバルサの選手達を迎え入れた。
バルサは試合を支配することですぐに観客の声に応えようとしていたが、
アウェイに強いセルタは、
カウンターアタックによって時折危険な攻撃を繰り出した。
しかし、バルサはそれを辛抱強く受け止め、
セルタに思うようにプレーさせないよう、
しっかりとプレッシャーを掛けて相手の攻撃を食い止めていった。
特に中盤のエジミウソンとデコの献身的な働きが目立った。
バルサは攻撃を急がず、パスをしっかり繋いで
相手のほころびを見出すプレーを続け、
次第に流れを呼び込んでいった。
そんな中、エジミウソンとシャビがペナルティーエリアの外から
ミドルシュートを立て続けに放つも、
相手GKピントが辛くもコーナーに弾き出した。

徐々に流れはバルサに傾くも、
セルタも常に虎視眈々とカウンターを狙っており、
息の抜けない展開が続いた。
その為、相手の攻撃の核となるネネをザンブロッタが、
フェルナンド・バイアーノをオレゲールとプジョールが
常に警戒し続ける必要があった。

攻撃ではイニエスタが起点となり、
サビオラがセルタディフェンス陣を撹乱しようと努めた。
ゴールが生まれる予感が来ていた。
そして34分、左サイドでロナウジーニョがスペースに走りこんだ
ジオに縦パスを送ると、ジオは中央へ絶妙のセンターリングを繰り出し、
サビオラが頭で合わせて1−0、先制ゴールを奪うことに成功する。
連続ゴール中のサビオラがまたしても得点を決め、
チームに自信をもたらす貴重なゴールとなった。
この時からセルタは同点ゴールを目指してリズムを変え、
前へ前へと出てきた。

バルサはボールポジション率でセルタを圧倒した。
ピッチをフルに使ってボールを動かし、
セルタのプレッシャーを分散した。
バルデスを含めた11人が参加した大ロンド(ボール回し)のようだった。
そんな中でバルサはいくつかのチャンスを掴み、
デコの左足の強烈なシュートもあったが、GKピントが攻守で阻んだ。
サビオラも何度か絶好機を掴むもなかなか2点目を奪うことが出来なかった。
そんな中、66分に主審がPKの笛を吹く。
ジオとオレゲールが接触したシーンに長じたセルタの選手が倒れた場面を
PKと判断した為だ。
これをネネが難なく決めて1−1と試合は振り出しに戻る。

セルタは3度のチャンスのうち、
初めて枠に飛んだシュートがゴールとなった。
この瞬間はバルサの選手にも観客にも失望をもたらした。
ライカールト監督はすぐに策を講じた。
エジミウソンに代えてジュリを投入、
中盤に更なるスピードを加え、
右サイドのスペシャリストを攻撃の起爆剤に置いて、勝利を追及した。

選手交替の成果は即座に現れる。
70分、右サイドから中盤にポジションを変えたイニエスタが
ゴール中央を抜け出し、キーパーをかわして折り返したところを
サビオラが左足でシュートするもゴールはクロスバーを大きく超えて行った。
その後もリズムアップしたバルサは次々に攻撃を仕掛け、
それは主審の笛によって実ることとなる。
ロナウジーニョのパスを受けたジオが
ペナルティーエリアに侵入しようとしたところをタマスに倒されPK、
ロナウジーニョがこれをきっちりとゴール左上に決めて再びリードを奪った。

しかしながら今日のバルサはこれに安心することなく
更にリズムアップしていく。
ボールをリズム良く繋ぎ、相手をいなして急所急所を突いていく。
しかしハッとする場面もあった。
81分、ヌネスの放ったシュートはバルデスの脇をすり抜け、
あわや同点ゴールかと思わせた。
しかし弾かれたボールは幸運にもゴール方向へは飛ばず、
プジョールが懸命にクリアーした。
その直後、試合を決定付けるゴールが訪れる。
デコからのスルーパスに自陣から抜け出したジュリが快速を飛ばして独走し、
最後はピントの股の間を抜けるシュートを放って3−1。
苦しんで掴んだこの日の勝利によって、
バルサは単独首位の座をがっちり守ることに成功した。

今晩のセルタ戦は、バルサが調子を上げつつあることを
印象付ける試合内容だった。
ライカールト監督もチーム内に変化が起こっていることを自覚しており、
「我々は重要な一歩を踏み出した。」とセルタ戦を振り返った。

ここ数試合、調子を下げ魅力的な攻撃サッカーが披露できていなかった
バルサであったが、今晩のセルタ戦は違かった。
カンプノウのバルサファンの前でバルサは調子を
取り戻しつつある兆候を見せ、
ライカールト監督も試合後の記者会見において、
「ヒムナスティック戦後に私はチームが調子を取り戻しつつあると
既にコメントしていたが、今晩我々は更に重要な一歩を踏み出した。」
と満足気に語った。

議論を呼んでいる、2つのペナルティキックについて質問された
ライカールト監督は、審判の判定に関するコメントは避けたが、
「我々は勝利に値する仕事をした。我々のボール支配率は
60%を越えていたし、決定的なチャンスを2つ作り出した。
間違いなく我々は勝利に値する試合をした。」とライカールト監督は語り、
チームの働きを高く評価した。

先週のヒムナスティック戦でファンからブーイングを受け
バルサの選手たちはある種の怒りと共に今晩のセルタ戦に臨んだと
思われたが、ライカールト監督はこの見方を全面的に否定する一方、
「我々は我々のリズムを取り戻すために努力し続けている。
我々はこの勝利にとても満足している。
今晩チームはハイテンションで試合に臨み、
いいリズムでプレーできていた。
ファンは我々がファンのためにいいプレーを披露できるように
努力していることを知っている。
だから、ファンはチームをサポートし続けてくれている。」とコメントし、
チームとファンが一体になっていると強調した。

ライカールト監督は、ディフェンスだけでなく
中盤のプレーについても高く評価した。
「チームは組織的にプレーできていた。
ディフェンスもいい仕事をしていた。
エジミウソンは、不要な形で何回かボールを奪われていたが、
常に適切なポジショニングを取りいいプレーをしていた。
また、デコもディフェンスの際にいい形でプレッシャーを掛けていた。」

活躍していたサビオラに代えてグジョンセンを投入した理由を質問された
ライカールト監督は、「セルタは高さがあった。
だから、2対1で勝っている際に高さのある選手を投入したかった。
ファンはサビオラの活躍を高く評価しているが、
チームの為に貢献できる他の選手達の存在も忘れてはいけない。」
と交代の理由を説明した。


出場選手

GK  1 バルデス
DF 11 ザンブロッタ
    5 プジョール
   23 オレゲール
   12 ジオ
MF 15 エジミウソン(70分  8 ジュリ)
    6 シャビ
   20 デコ
FW 24 イニエスタ(90分  3 モッタ)
   22 サビオラ(82分  7 グジョンセン)
   10 ロナウジーニョ

SUB GK 25 ジョルケラ
    DF  2 ベレッチ
    FW 18 エスケーロ

得点 34分 サビオラ
   78分 ロナウジーニョ
   85分 ジュリ

警告 63分 サビオラ    



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2007年01月28日

ライカールト「ロニーはいくつもの試合を勝利に導いた」

フランク・ライカールトは常に選手をかばい、守る監督だ。
この日の彼もいつもと変わらなかった。
現在のチームを、決してベストの状態では無いと認めつつも、
それが選手達への非難に繋がることは決して良いことでは無い。
「選手達は練習でもっと組織力を高めるよう
集中していかなければならないし、
ピッチでは自分達の持っているもの全てを表現していくことが重要だ。
我々は観客に誇りに思ってもらえるようなプレーを披露する必要がある。
ビッククラブのファンは多くをチームに要求するものだし、
それは素晴らしいことだ。
何故ならそのことが我々のレベルを常に高いものにしていくよう
働きかけることに繋がるからね。
フットボールにはアクションがありリアクションがある。
良いプレーをすれば観客は喜んでくれる。
観客は常に自然な反応(リアクション)をするものだ。
彼等に対し何かを求めるのでは無く、
全ての試合で常に我々をサポートしてくれる彼等に
とにかく喜びを与えたいと思っている。」

日曜日のカンプノウで行われるリーガ、
対セルタ・ビーゴ戦の招集メンバー17人が発表された。
その中で、招集入りは難しいと思われていた
右サイドバックのベレッチが招集され、周囲を驚かせた。
これによって、テュラムとシルビーニョの戦線離脱に
頭を悩ますライカールト監督を安堵させることとなった。
「彼の回復には本当に驚いている。
内側側副靭帯の損傷からこんなにも早く復帰してくるなんてね。
本当に良いニュースだ。」

ライカールトはチームの不振の責任の矛先にされている
ロナウジーニョに関して「彼は試合を決めることが出来る選手だ。
だが彼はチームの一部だ。
我々はチーム単位で評価していかなければならない。
チーム状態が良くないからといって一人の選手に責任を負わせてはいけない。
彼の周囲ばかりが騒ぎ立てられるのは不当だ。
彼はこれまでいくつのアシストを決めてきただろう?
何ゴール、決めてきただろう?
何試合決定的な仕事をしてきただろう?
我々は彼に落ち着いた状態で自信を持って
プレーしてもらいたいと思っている。
間違いなく彼は本来の姿に戻る。」

「セルタ戦は決して簡単な試合にはならない。
彼等は他のチームと同様、
我々と対戦する時は常にモチベーション高く臨んでくる。
だからいつも好ゲームになる。
我々は彼等に勝つために苦しむ覚悟が必要だ。」

セルタ戦、ジュリはベンチスタートとなる可能性がある。
「彼は難しい時期に多くの試合をこなしてきた。
その為エネルギーをやや消失気味だ。」
その為、彼の代役には再三再四、
右ウイングに起用されてきたアンドレス・イニエスタを起用する構えだ。
「彼はどのポジションでもプレー出来る。
素晴らしいレベルを持った選手だし、賢い選手だ。
彼が右サイドに入ることによって常に相手にとって脅威となることが出来る。
彼にとってのベストのポジションは中盤だとは思うがね。
とにかく彼はチームを非常によく助けてくれる存在だ。」

また、最後にライカールト監督はこれまで一度もグジョンセンとサビオラを
同時起用したことが無いと質問されたことに関し
「いつかそういう組合せもあるかもしれない。
二人の状態や他の怪我人の状況次第だ。
二人の組合せが絶対にないとは言わない。」
posted by かずくん at 22:29| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

28日の対セルタ戦の召集メンバー発表

明日28日ホームのカンプノウで行なわれる対セルタ戦の
召集メンバー17名が発表された。
DFベレッチが左ひざの故障から、DFザンブロッタが前節の休養から
それぞれ復帰した。
一方、DFマルケスが累積警告で出場停止、
DFテュラムは左足の双子筋を痛め大事をとりそれぞれ欠場する。
さらに、DFシルビーニョが前日の練習中に右足を故障し
約1ヶ月の戦列離脱することになった。

金曜日の練習がまさに終わろうとしていた時、アクシデントが起こった。
シルビーニョが負傷したのだ。
紅白戦の終盤、ボールとは関係の無い場面での思いがけない出来事だった。
その後、サン・クガットのアセペヨ・クリニックにて
超音波検査を行ったところ、全治一ヶ月と診断された。
左サイドバックにはもう一人ジオと
両サイドをこなせるジャンルカ・ザンブロッタがいるものの、
フランク・ライカールトにとっては頭の痛い事態となった。

右足の故障により全治一ヶ月と診断されたシルビーニョは、
最低でも8試合の出場機会を失うことになりそうだ。
すなわちリーガ5試合(セルタ、オサスナ、ラシン、バレンシア、
ビルバオ)、コパ・デル・レイ2試合(準々決勝の対サラゴサ戦)、
そして、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1stレグ、
対リバプール戦だ。

召集メンバーは以下の通り

GK バルデス、ジョルケラ
DF ベレッチ、プジョール、ザンブロッタ、ジオ、オレゲール
MF モッタ、シャビ、エジミウソン、デコ、イニエスタ
FW グジョンセン、ジュリ、ロナウジーニョ、エスケーロ、サビオラ
posted by かずくん at 22:42| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロナウジーニョ「非難を糧に」

ロナウジーニョは分かっている。
自分やチームに今向けられている非難の声を。
しかしロナウジーニョはそれを正面から受け止め、糧にしようとしている。
彼には既に同様の経験が過去にある。ブラジル代表での事だ。
喜びも苦しみも体験しているロニーは、
今何とか事態を乗り越えようともがいている。
「フィジカル的にはチームは問題ない。
だけど今なかなか思うように行かない時期に僕らは入り込んでしまっている。
僕個人にとってもそれは同じ。
もし3試合良いプレーが出来ない試合が続いたら
周囲が疑問を持ち始めるのは当たり前の事。
でももし素晴らしい試合をすれば
誰もがいつものプレーに戻ったと言うだろう。
それがフットボールだよ。
でも周囲のそういう声も僕らにとっては良くなる為の
モチベーションになるんだ。」

ロナウジーニョには一つ腑に落ちないことがある。
それは、カンプノウでのヒムナスティック戦で観客が
バルサの選手に対してブーイングをしたとメディアが報じたことだ。
「え!?あれは僕に対してのものだったの!?」
と驚きを露にしたロナウジーニョだったが、直ぐに切り替えした。
「良いプレーが出来ない時はそういうことだってある。
今僕に出来ることは自分に出来る事を全て発揮して、
再び観客の賞賛を掴み取れるよう努めるだけだ。
僕らは常にファンからの声援を期待している。
僕らと共に戦ってくれることを願っている。
だけど時には彼等は非難をすることによって僕らを鼓舞することもある。
それは望ましい姿ではないけれど、僕らのモチベーションにはなる。
観客は僕に何かを期待する。
それは僕がもっとやれるからそうするのであって、
それこそが自分のモチベーションになるよ。」

物事が上手くいかない時、自分の志気をコントロールすることは難しくなる。
しかしながら次々と試合が訪れる絶え間ない日程の中では
悲しんでいる暇はない。
「目的が達成出来ない時、怒りを覚えたり、
悲しんだりすることは当然のことだ。
だけどそれは一瞬のことでなくちゃいけない。
悲しんでばかりはいられないんだ。
だって次から次へと試合がやってくるからね。
だから常に僕らは気持ちを一つにしていなければならないんだ。
チームは今上手く行っていない部分を良くしようと必死に戦っている。
そしてチームがより強くなるようトレーニングに励んでいる。
チームに自信が必要だとは思わない。
今チームは難しい時期の中にある。
何故ならライバルチーム達がより強くなっているからね。
僕らフォワードがゴールを奪えない時は、
もっとしっかりトレーニングして準備していかなければいけない。」

チームはプレースタイルを変える必要があるのではないか!?
何故ならライバル達はバルサのフットボールを知り尽くしているからだ。
しかしロナウジーニョはこれに同意しない。
「僕らのプレースタイルは最高だよ。僕らのプレーは誰もが知っている。
今はとにかくまた勝ち続ける為に上手くチームが回転していけるよう、
最高の状態に高めていくことだ。フットボールはそういうもの。
上手く行かない時はとにかくトレーニングすることだよ。」

サミュエル・エトーとリオネル・メッシの長期戦線離脱による重責は
チーム全員で負うべきもの、ロナウジーニョ一人で追うべきものではない。
「チーム皆が二人の不在を寂しく思っている。
だけど彼等をカバーして行く為の責任は皆で背負っていかなければならない。
僕らには高いレベルの戦いを前に大きなプレッシャーがある。
でも個人的には特に重責を担っているつもりはない。」
posted by かずくん at 22:23| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

3年連続冬のチャンピオン

前半戦の19試合を終え、バルサは単独首位の座をキープし、
いわゆる“冬の王者”に3年連続で輝いた。
バルサはここまで最も多い勝ち点と得点を獲得してきた。
フォワード陣に相次ぐ長期戦線離脱者を抱えた事態を考慮すれば、
チームは奮闘したと言えるだろう。
過去2年は前半戦を首位で折り返し、
そのままリーガのタイトルを手中に収めている。果たして今年は!?

前半戦、バルサは攻撃面でそのポテンシャルを大いに発揮した。
ここまでリーガ最高得点を獲得しているのだ。
しかもエトーやメッシといったフォワードのレギュラー陣を負傷で欠く中で
これを達成したのである。
ここまでバルサは19試合で40ゴールを決め、
一試合平均得点は実に2.1点だ。
この数字に続くのはセビージャで、
現在2位につける同チームは35得点を決めている。

バルサが首位の座を射止めることが出来ているもう一つの要素は
その堅実なディフェンス力だ。
ここまでバルサは17失点でリーガ1部では
5番目に少ない数字となっている。
失点数が最も少ないのはヘタフェとアトレティコ・マドリードの13失点だ。

ここまでビクトール・バルデスはバルサの選手の中で
唯一リーガ全試合に出場し、そしてフル出場している。
つまり、19試合、1,710分を1分も逃すことなく
バルサのゴールマウスを守り続けているのだ。
バルデスに続いて試合に多く出場しているのは
ロナウジーニョ、プジョール、デコで
それぞれ16試合ずつ出場している。

シーズン初期にエトーが長期戦線離脱すると、
ゴールを上げる仕事は他の選手に託された。
その中でも特筆すべきはロナウジーニョの活躍だろう。
ここまで12ゴールを決め、
リーガ全体でも得点王ランキング2位につけている。
続いてグジョンセンが5ゴール、
エトーとサビオラが4ゴールずつを決めている。


ベティス戦に引き分けたバルサは勝ち点を39に伸ばし、
セビージャとレアル・マドリードに1ポイント差をつけて
単独首位でリーガ前半戦を終了した。
ベティス戦の同点ゴールを決めたマルケスは
試合翌日にインタビューに応え、自身の同点ゴールのおかげで
バルサが単独首位に立つことになったのにもかかわらず、
「我々は向上心の塊だ。レベルアップするよう努力し続ける。」
と謙虚な姿勢を崩さなかった。

マルケスのゴールのおかげでバルサは貴重な勝ち点1を
勝ち取ることに成功した。
この勝ち点1について「敵もいい試合をしていたから、
この勝ち点1はとても貴重だと思う。」と振り返った。
前半にベティスに先制されたバルサは、
後半反撃に出て同点に追いつくことに成功した。
この後半のバルサのリアクションについて
「後半はいいプレーができていた。
あのプレーを毎試合繰り返さなければいけないことを
我々自身も認識している。」と振り返った。

バルサは単独首位でリーガ前半戦を終了したわけだが、
すぐ後ろにはセビージャ、レアル・マドリード、バレンシアが
迫って来ている。
マルケスは今シーズンのリーガの特長についてこう語る。
「今シーズンのリーガはタイトル獲得を目指して複数のチームが団子状態だ。
このことを十分認識し、我々は気を抜かずに努力し続けなければいけない。
我々は常に最高のパフォーマンスを発揮できるように努力している。
遅かれ早かれその効果は必ず現れるであろう。」

ベティス戦で今シーズン5枚目のイエローカードを受けたマルケスは、
今週末のセルタ戦に累積カードのため出場できない。
しかし、マルケスはチームメイトを全面的に信頼し、
「チームはきっといいプレーを披露するであろう。
ベティス戦の後半のプレーを続けることができれば必ず勝てる。」
とコメントした。

ベティス戦の同点ゴールについて問われたマルケスは、
「シュート角度がほんの僅かだったからとても難しいシュートだった。
しかし、幸運なことに僕のシュートはゴールに吸い込まれて行った。」
と自身のゴールを振り返った。
マルケスがリーガで最後にゴールを決めたのは、
2005年2月26日にアウェイで行なわれた対ヌマンシア戦で、
そのゴールもベティス戦と同様に貴重な同点ゴールだった。
「リーガでは随分、久し振りのゴールだったね。
昨日みたいな重要な試合で同点ゴールを決められてとても嬉しいよ。」
とゴールの喜びを語った。
posted by かずくん at 23:53| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする