2007年12月10日

バルサ、今季初の逆転勝利で単独2位!!

リーガエスパニョーラ第15節、
カンプノウにデポルティボ・ラ・コルーニャを迎えた一戦は、
バルサがロナウジーニョとチャビのゴールで2−1の勝利を収めた。

強い風と試合開始早々のデポルのクリスティアンのゴールが、
バルサ陣営を凍り付かせた。
なかなか調子が出ないバルサだったが、
少しずつ盛り返し、今シーズン初となる、
先制されてからの逆転での勝利によって勝ち点3を獲得した。
また、この試合は怪我から故障したエトーとデコが
揃って久々にファンの前でプレーした。

前半2分、元バルサのクリスティアンが
およそ25mの距離から放ったミドルシュートは、
無回転によるブレ球となって、ゴール左隅に突き刺さった。
実に9月26日以来のカンプノウでの失点となった。
予定外のハプニングに、バルサは適応するのに時間が掛かった。
いつものようにボールを保持するものの、
テンポの良いパス回しはなかなか見られなかった。
また、常に激しくプレッシャーを掛けてくる
デポルの組織にも苦しんだ。

バルサに最初のチャンスが訪れたのは22分、
ロナウジーニョのフリーキックをGKムヌアが弾いたところ、
プジョルが、エトーがこぼれ球を立て続けにシュートに行くも、
懸命に守るデポルディフェンス陣に阻まれた。
同点の匂いが漂い始めた時、
逆にデポルに決定的な2点目のチャンスが訪れる。
右サイドのクリスティアンがふわりを上げたセンタリングに対し、
ミリートがヘッドでクリアしたボールは
ゴール前でフリーで構えるシスコの下へ。
しかしシスコのヘッドはクロスバーを超え、
バルサは九死に一生を得た。
デポルは組織的なディフェンスとプレッシングで、
バルサにスペースを与えず、攻撃の糸口を掴ませなかった。
そんな中、パスが駄目ならとイニエスタが
果敢に左サイドをドリブルで突破を図ると、
クリスティアンがそれを阻もうとして足を引っ掛けてPK、
これをロナウジーニョが落ち着いて決め、
バルサが40分に同点に追いつくことに成功する。

後半はザンブロッタに代わってデコが登場する。
するとボールが左右に広く展開されるようになっていく。
序盤にはエトーを起点に何度もチャンスが創出され、
エトー自身がGKと一対一になる場面もあった。
前半からプレッシングを掛け続けたデポルは、
徐々に圧力を掛け切れなくなっていき、
それにつれてバルサのボールポゼッションが高まっていった。

56分、ロナウジーニョとの絶妙なコンビネーションから
シュートチャンスにこぎつけたイニエスタだったが、
シュートは左に大きく外してしまう。
試合は徐々にバルサの一方的な支配下の中で展開されていく。
64分にはエトーに代わってボージャンが入ると、
スピードを活かして幾度もデポルディフェンス陣を
脅かすチャンスを構築していった。
そして、メッシのスルーパスに右サイドを
オーバーラップしたプジョルが絶妙なセンタリングを送り込むと、
GKムヌアの弾いたところをチャビが押し込んで2−1と、
遂に逆転に成功する。
その後も、バルサは圧倒的にボールを支配し、
相手がボールを取りに来て、
チャンスと見るや3点目を狙って行った。
そしてそのまま試合終了、
バルサは引き続きカンプノウを不落の牙城とすることに成功した。


<出場選手>

GK  1 バルデス
DF 11 ザンブロッタ(46分 20 デコ)
    5 プジョル
    3 ミリート
   16 シウビーニョ
MF  4 マルケス
    6 チャビ
    8 イニエスタ
FW 19 メッシ
    9 エトー(64分 27 ボージャン)
   10 ロナウジーニョ

SUB GK 25 ジョルケラ
    DF 21 テュラム
       22 アビダル
    FW  7 グジョンセン
       17 ジオバンニ


<得点>

40分 ロナウジーニョ(PK)
70分 チャビ


<警告>

89分 デコ


今夜のデポル戦の勝利でカンプノウでのリーガ8戦を
8連勝で飾ったバルサだが、
今シーズン初の逆転での勝利ともなった。
前半2分のクリスティアンのゴールが決まった瞬間、
デポルは今シーズン初めてカンプノウで
先制ゴールを上げたチームとなった。
しかしその後、ロナウジーニョとチャビのゴールで逆転したバルサは、
今シーズン初めてビハインドの状況をひっくり返し、
勝ち点3を勝ち取ることに成功した。

今夜奪われた先制ゴールは、
またカンプノウのファンにとっては実に久々の失点となった。
それもそのはず、最後に失点したのは
9月26日の対サラゴサ戦まで遡ることになるのだ。
もっとも、この試合はバルサが4−1で勝利を収めている。

バルサがカンプノウで先制点を奪われた最後の試合は、
先シーズンの6月9日、対エスパニョール戦まで遡る。
この試合、タムードに先制ゴールを奪われ、
バルサは逆転するも、再びタムードに同点ゴールを奪われ、
2−2で引分けている。

今シーズンのカンプノウで行われた
リーガエスパニョーラの試合は全8試合、
そしてバルサは勝ち点を1つも落としていない。
得失点も22ゴール(一試合平均2.75)、
4失点(同0.5)と圧倒的だ。
また、この連勝街道はチャンピオンズリーグにもあてはまり、
オリンピック・リヨン戦(3−0)、
グラスゴー・レンジャーズ戦(2−0)と、
ここまでバルサはカンプノウで完璧な成績を収めている。


今日まで13試合で左サイドバックのスタメンを務めていた
エリック・アビダルだが、試合当日になって胃腸炎を患い、
戦線から外れた。
代わってこの日左サイドバックを務めたのはシウビーニョで、
積極果敢なプレーで何度も攻撃に参加、
ロナウジーニョとのコンビから
クロスを何本もゴール前に送り込むなど、存在感を示していた。


エトー
「久々の感触だったね。ずっと待ち焦がれていた瞬間だった。
この日の為に厳しいトレーニングを積んで来たからね。
今日はピッチでの自分の調子は良かったよ。
そして何よりも勝てて良かった。
クリスティアンの先制ゴールで早い時間帯に
リードを奪われてのはきつかったけど、
チームは良く奮起し、逆転する為に精一杯戦ったと思う。
本当に嬉しい勝利だね。
そして何よりも今日はファンの皆に感謝したい。
ピッチ上の僕に常に声援を送ってくれたし、
ボージャンと交代する時は暖かい拍手で送ってくれた。
とても嬉しかったね。」

プジョル
「今日の勝利はとても大きいね。
難しい試合だったけど、この勝ち点3は本当に重要だ。
デポルは組織がしっかりしていた。
今日彼等は素晴らしい試合をしたと思う。
とても下位に低迷するようなチームじゃない。
運が無いだけで、力はあるチームだと思う。
エトーの復帰はチームにとって大きなニュースだね。
もちろん、復帰したばかりだし、
過度のプレッシャーを彼が持つような展開にしてはいけない。
でも、とにかく彼は僕等にとってはとても重要な選手だ。
デコも良くやっていた。
彼は勝利のメンタリティを持った選手だし、
ピッチ上で彼は存在感を示せる選手だ。
失点をした時に観客が僕等を鼓舞してくれたことが、
最後の逆転に繋がったと思う。」

イニエスタ
「今日の勝利はとても重要だ。
プレーぶりはここ最近に比べるとそれほど良くなかったけど、
最も重要な勝ち点3を手に入れることが出来た。
首位との勝ち点4差を維持出来たことが重要だ。
デポルティボの早い時間の先制ゴールで
僕等は試合に自分達のリズムでなかなか入っていけなかった。
だけど、チームは粘り強くプレーを続け、
最後には逆転することが出来た。
エトーの復帰は僕等に多くのことをもたらしてくれるだろう。
彼のエネルギーはチームに伝染するからね。
彼が再び僕等とプレー出来るようになったことは大きな喜びだね。」

シウビーニョ
「今日のデポルティボは僕等を大いに苦しませた。
でも、今日の最大の目標である勝ち点3を手に入れることが出来た。
クリスティアンの先制ゴールによって、
僕等は走らなければならなくなった。
試合をひっくり返すだけの力があるか試される形となったね。
ロナウジーニョ!?彼は満足そうだ。
彼が唯一望んでいるのはプレーすることだからね。
今日は自分のプレーにも満足している。
もちろん、チームの勝利にもね。」

デポルティボ戦後のラポルタ会長は次のようにコメントしている。
「今日の勝利はとても大きい。
先制点を奪われてからの逆転勝利だけに尚更だ。
先制された時は、これまでにカンプノウで発揮してきた
バルサらしさをなかなか出せず、苦しんだ。
しかしながら同点に追いつき、
後半は勝てるという自信を下にプレーすることが出来ていた。
エトーとデコには復帰おめでとうと言いたい。」
posted by かずくん at 21:31| ☀| Comment(0) | TrackBack(4) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冬の補強

今夜(日本時間9日29時)、リーガエスパニョーラ第15節、
FCバルセロナはカンプノウにデポルティボを迎え打つ。
この試合に向け、バルサは一足早い
冬の補強を敢行することに成功した。
他でも無い、サムエル・エトーだ。
およそ3ヶ月半の戦線離脱を乗り越え、
今週火曜日にドクターからのGOサインを受け取ったエトーは、
今夜の試合、出場すれば今シーズンのカンプノウでの
リーガエスパニョーラ初出場となる。
さらには、ビジャレアル戦での故障以来
リハビリを続けていたデコも復帰した。
逆にこの試合に故障や体調不良で欠場するのは
エジミウソン、アンリ、オレゲール、トゥーレ・ヤヤだ。

前節のモンジュイックでのエスパニョール戦では
故障者を8人抱えていたバルサ。
その為、カンテラ(下部組織)から招集メンバーを確保し、
実に18人中10人がバルサのカンテラ出身という現象が起こった。
しかしながらこの一週間でエトー、デコの他、
ジオバンニ、テュラム、シウビーニョ等が復帰し、
今節は厚いチーム層でデポルを迎え撃つことが出来るのである。

招集メンバーに名を連ねたデコだが、
ここ10試合実践から遠ざかっている事、
そして金曜日にはへんとう炎を抱えていたことを考えると、
今夜の試合に出場するかどうかは微妙なところだ。
一方、ボランチの要、トゥーレ・ヤヤは
インフルエンザの影響で今節は招集外となっている。

カンプノウではゴールとスペクタクル、
そして勝利によって不落の牙城を築いて来ているバルサ。
さらには、苦手としているアウェイでの戦いも、
徐々に改善の兆しが見え始めている。
オリンピック・リヨン戦とエスパニョール戦の両アウェイ戦では、
強敵を相手にいずれも引き分けに終わったものの、
常に先制ゴールを上げるなど、“らしさ”が戻ってきている。
今夜のデポル戦で勝ち点3を掴むことに成功すれば、
この後のバレンシア戦、レアル・マドリード戦に向けて
士気高く臨むことが出来る。
posted by かずくん at 21:03| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アウェイに強いデポル

今夜(日本時間9日29時)、FCバルセロナは
カンプノウにデポルティボ・ラ・コルーニャを迎え撃つ。
現在ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督率いるデポルは、
リーガ18位と2部降格圏内に低迷している。
ホームのリアソールでは7試合を戦い、全勝ち点21の内、
僅かに4ポイントしか獲得出来ておらず、
この成績はリーガ1部のチームの中ではワースト記録だ。
前節のホームでのオサスナ戦でも1−2で敗れている。
しかしながら、殊アウェイ戦に目を向けてみると、話は変わってくる。
ここまでの7試合のアウェイ戦では、
2勝3分2敗の勝ち点9の成績を残しており、
ホームよりもアウェイでの成績が良いのだ。
逆にアウェイでの勝ち点9という成績は、
リーガでも上位の成績に位置する。
すなわち、今夜の相手は決して侮ってはいけない相手なのである。

ロティーナ監督率いるデポルが
アウェイでより好成績を残している理由は、
その明確なゲームプランにある。
アウェイでの対戦では常にボールポゼッションを
ホームチームに譲り、
奪ったら素早い速攻をしかける戦略を徹底している。
また、そうしてじっくりと守備に主眼を置くアウェイでの戦いでは、
7試合で僅かに失点8と安定している。
現在デポルが抱える問題としては、
絶対的なエースストライカーがいないことだろう。
現在チーム得点王はグアルダード、リキ、シスコの3人で
それぞれ3点ずつを決めている。

通常、順位表の下位チームがカンプノウを訪れる際は、
“失うものは何も無い”状態で、
プレッシャー無く臨める場合が多い。
しかしながら現在のデポルティボが
置かれているシチュエーションは、
決して安穏としていられる状態では無い。
一刻も早く降格圏内から脱出する為に、
チームには結果が求められているのである。
オサスナ戦後にロティーナ監督が
「選手達はもっと自分達のカラーを
打ち出していかなければいけない。」と奮起を促している。
今後の成績次第では、
ロティーナ監督の去就問題にも発展しかねない。
今夜の結果次第では、
デポルの会長アウグスト・セサル・レンドイロは、
冬の市場に向けて慌しく動き出すことになるかもしれない。

今シーズン、デポルティボは平均年齢21歳の若き選手を
4人補強した。
彼等は希望と意欲に満ちて入団をしてきたものの、
現在の難しいチーム状況の中、
なかなか出場機会に恵まれていない。
そうした折角の獲得した若い力を試せないという
悪循環に陥っているデポルは、
今夜のカンプノウでの戦いに、
今後への手応えを見出したいところだろう。

今夜の戦いにロティーナ監督は主力の一人、
現在足の筋肉に故障を抱えているリキを起用することが出来ない。
一方、進境著しいメキシコ人左ウイング、
21歳のアンドレス・グアルダードが、バルサ守備陣を脅かす。
posted by かずくん at 20:40| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする