2007年12月16日

苦手のアウェイで、バレンシアに3−0で快勝!!でも、しかし…。

最高のバルサが戻って来た。

リーガエスパニョーラ第16節、
メスタージャスタジアムで行われたバレンシアとの一戦は、
エトーの2ゴールとグジョンセンのゴールで0−3で快勝した。

リズミカルなボール回し、素晴らしいプレーの数々、
効率的な試合運び、
そこには、バルセロニスタが待ち望んでいたバルサの姿があった。
しかも、今シーズンの課題だったアウェイでの、
そして、強豪バレンシアとの戦いの舞台でそれを披露しただけに、
喜びもひとしおだ。
圧倒的に攻め込んだバルサの攻撃は、
早い時間帯の12分、26分にいずれも
エトーのゴールによって実を結んだ。
さらには61分には試合を決定付けるゴールを
グジョンセンが決めた。
両選手とも今シーズンのリーガ初ゴールとなった。
さらに多くのチャンスを掴んだバルサは、
もっとゴールを量産してもおかしくない展開だった。
一方、守備面でも圧倒的なボールポゼションで
相手に攻撃する機会を与えず、
バレンシアはセンターラインから
バルサ陣内になかなか攻め込むことが出来なかった。

試合開始早々からバルサはボールをキープし、
試合の主導権を握った。
バレンシアは明らかにイニシアチブをバルサに譲り、
奪ったら速攻のカウンターアタックを狙っていた。
しかしながらバルサはリズミカルなパス回しで
相手のプレッシングをかわし、
トライアングルで常にパスコースを作りながら
何度もカニサレスの守るゴールを脅かしていった。

試合を支配し始めたバルサは、
12分、メッシからパスを受けたエトーが
ゴール中央でマルチェナとエルゲラを
巧みなステップワークでかわすと、
左足を振り抜いてゴール。
これがエトーにとっては今シーズン、
リーガエスパニョーラ初ゴールとなった。
さらには26分、バルサの9人の選手が絡んだ
パス回しによってゴール前まで運ばれたボールに
再びエトーが反応し、今度は右足を一蹴すると、
カニサレスは一歩も動けず、
ボールはゴール左隅に突き刺さった。

この時間帯、明らかにバルサがバレンシアを圧倒し、
相手を意気消沈させる2ゴールを奪うことに成功した。

しかしながら全てがバルサにとって順調に進んだわけではなかった。
42分、右サイドのオープンスペースに蹴りこまれた
ボールに向かってダッシュしたメッシは、
その時に左足のハムストリングを痛め、
そのままジオバンニ・ドス・サントスと途中交代した。

0−2のリードを奪ってからも、
バルサは引き続き追加点を狙っていった。
バレンシア陣内でトライアングルを作って攻め込み、
何度もチャンスを構築した。
そんな中、再びリズミカルなパス回しから
2列目を飛び出したグジョンセンに
スルーパスがチャビから出されると、
それをスライディングでクリアにいった
エルゲラのキックがジオバンニのいる右サイドへ。
そのままフリーでゴールに突進した
ジオバンニがカニサレスを引き付けて、
中央でフリーで待つグジョンセンへボールを送ると、
難なくグジョンセンは無人のゴールに
ボールを蹴りこんで今シーズンのリーガ初ゴールを決めた。
この直後からメスタージャスタジアムの観客は
早々と席を立ち始めた。

最後まで攻め続けるバルサは、
ボージャンとジオバンニを中心にさらに追加点を狙っていく。
そんな中、74分と76分の3分間に
2度ジオバンニに絶好のチャンスが訪れるも、
運悪くジオバンニはゴールを決めることが出来なかった。

しかし、これ以上ゴールを上げる必要は無かった。
現在決して調子が良いとは言えないバレンシアは、
最後までバルサゴールを脅かすことが出来なかった。


<出場選手>

GK  1 バルデス
DF  5 プジョル
    4 マルケス
    3 ミリート
   22 アビダル
MF 24 トゥーレ(64分 20 デコ)
    6 チャビ
    7 グジョンセン
FW 19 メッシ(44分 17 ジオバンニ)
    9 エトー(67分 27 ボージャン)
    8 イニエスタ

SUB GK 25 ジョルケラ
    DF 11 ザンブロッタ
       16 シウビーニョ
    FW 10 ロナウジーニョ


<得点>

12分 エトー
26分 エトー
61分 グジョンセン


<警告>

89分 デコ


バルセロニスタに激震が走った。

今夜のバレンシア戦において、
前半42分、長い距離をダッシュした際にメッシが足を痛め、
ジオバンニ・ドス・サントスと途中交代した。
チームドクターの初診によると、
左足のハムストリングを損傷した模様で、
来週カンプノウで行われるレアル・マドリードとの
“エル・クラシコ”に出場出来ない公算が高い。
先シーズンの“エル・クラシコ”で
ハットトリックを決めたメッシの欠場は、
バルサにとっては非常に痛いニュースとなった。

テクニカル・ディレクターのチキ・ベギリスタイン。

「今バルサで最も起こって欲しくない事態が生じてしまった。
彼はチームでも屈指の相手の守備を引き裂くことが出来る選手。
そして今絶好調にあっただけに、非常に痛い。
一刻も早く治ってくれることを願っている。」


アンドレス・イニエスタ
「今日の勝利はとても重要だね。
僕等に大きな自信をもたらしてくれる。
僕等は多くのチャンスを作り出し、
そしてそれをゴールに結びつけることが出来た。
そのことが重要だね。
バレンシアはホームの試合で今苦しんでいる。
その点も僕等に好都合に働いたね。」

ジオバニ・ドス・サントス
「僕等はとても満足しているよ。
チームは難しいスタジアムで非常に良いプレーをしたと思う。
この勝利によって、自信を持って
レアル・マドリード戦に臨むことが出来る。
今日の試合はこんな結果になるとは思ってもいなかった。
チームはとても集中して試合に臨むことが出来たし、
とても重要な勝利となるね。
今日の試合は素晴らしいプレーをしたチームが
そのまま勝利を手にすることが出来た。
僕自身もまずまず満足はしているよ。
2度のチャンスに決められなかったのは残念だけどね。
メッシは僕等にとってとても重要な選手。
何でも無いことを祈っているよ。」

サムエル・エトー
「毎日少しずつ良くなっているのを感じている。
一刻も早くベストのコンディションに近づきたいね。
今日の0−3という勝利が、
これからホームの試合はもちろん、
アウェイの試合に向けての大きな自信になることを願っているよ。
メッシの怪我は本当に残念だ。
彼は今チームで最も好調な選手だからね。
“エル・クラシコ”は落ち着いて臨むことが重要だ。
しっかりと準備したいね。」

ラファエル・マルケス
「今日の試合は全体的に良かったと思う。
チームは強かったし、粘りもあった。
この勝利は今度の日曜日の試合に向けて
士気を上げてくれるだろう。
レオがクラシコに出られないのはとても残念だ。
けど、僕等には他にも素晴らしい選手が揃っている。」

ガブリエル・ミリート
「僕等はとても良い感触の中でプレーすることが出来た。
とても良いレベルでプレー出来たと思う。
この試合での戦いぶりをベースとして、
これからのアウェイ戦も同じレベルを発揮出来たら良い。
チームとして今日は良く機能していた。
フォワード陣は前線からしっかりとプレッシャーを掛けてくれた。
チームは良く働いたと思う。
今日の試合は日曜日のレアル・マドリード戦に向けて
大きな自信になる。」


バレンシア戦後、フランク・ライカールト監督は
次のようにコメントしている。
「我々は今日、勝利に値する試合をしたと思う。
規律を保ちながらプレーすることが出来た。
組織的にプレーし、前線からプレッシングを掛け続けた。
我々はアウェイで勝利を掴み取る為に良く働いた。
チームは非常に良く機能したと思う。
選手達を祝福したい。
今日の勝利の鍵は、早い時間帯にゴールを奪えたことだったと思う。
後半はややリズムが落ち、
少しリラックスしてしまった点はあったが、
全体的には素晴らしい試合をした。

今夜の試合でエトーはとても重要な役割を果たした。
彼は前線からのプレスの掛け方、
そしてゴールの仕方を心得ている。
非常に高いレベルで今日は機能していた。
今日は非常に幅の広いプレーをしていたし、
相手の裏を突く動きも見事だった。
グジョンセンもまた素晴らしい試合をした。
ボールを奪われることがなかったし、
素晴らしいパスを出したり、
チームに落ち着きをもたらしたり、
そしてチャンスに絡んで、
1ゴールも決めた。

メッシの件は本当に悪いニュースだ。
彼自身にとっても、チームにとっても残念なことだ。
一刻も早く治ることを願っている。

バレンシアは現在決して状態が良いとは言えない。
監督も変わったばかりだし、時間が必要だ。
それだけに、我々は最初からプレッシャーを掛け、
ゴールを奪いに行った。
それに、バレンシアにはビージャのように
重要な選手の不在も響いたと思う。」


今日は本来のバレンシアの状態でなかったことを差し引いても、
アウェイの苦手意識を一気に吹き飛ばすことができた
重要な1勝だったと思う。
特にエトーの完全復活を印象付ける2ゴールは、
チームにとっても大きなものをもたらしてくれた。
グジョンセンもセントロカンピスタに
ようやく活路を見出したようだ。
もともとチャルシー時代の晩年は
このポジションもこなしていただけに、
またユーティリティな選手なだけに適応は早かった。
放出候補から一転貴重なセントロカンピスタとして、
必要不可欠になったとともにもう1枚加わったといえる。
残念なのはメッシの故障離脱で次節のクラシコ出場が
絶望的になったのは痛い。
しかし、嘆いても仕方ない。
今日出場しなかったロナウジーニョや
ジオバニ、イニエスタらで穴を埋めることができる。
決して悲観することはない。
今日の成果を自信にホームで何が何でも勝利をもぎ取り、
今年を締めくくってほしい!!


posted by かずくん at 16:59| 🌁| Comment(0) | TrackBack(4) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不調のバレンシア

今夜、バルサはリーガで最も難しいアウェイ戦の一つ、
メスタージャスタジアムに乗り込む。
今シーズン、キケ・サンチェス・フローレスから
ロナルド・クーマンへの監督交代劇、
リーガで7位と低迷、
そして、極めつけは先日のチャンピオンズリーグ敗退と
苦しんでいるバレンシア。
しかし、だからこそその悪夢を払拭すべく、
今夜のバルサ戦は奮起して来るだろう。

今シーズンの開幕前、バレンシアは7人の選手を補強し、
チーム改革に着手した。
GKティモ・ヒルデブランド、
DFのイバン・エルゲラ、アレクシス・ルアノ、
MFのフェルナンデス、サニー、
FWのアリスメンディとニコラ・ジギッチがそれである。
一方、チームを去ったのはアジャラ、クーロ・トーレス、
ダビド・ナバーロ、ウーゴ・ビアナ、ホルヘ・ロペス、
マリオ・レゲイロだ。

リーガではまずまずの結果を出していたものの、
その内容とチャンピオンズリーグの成績不振によって
キケ・サンチェス・フローレスが解任されると、
後任に就いたのはPSVアイントフォーヘンとの契約を
解約してまでやって来たロナルド・クーマンだった。
また、アシスタントコーチとして、
トニ・ブルインス・スロットとホセ・マリ・バケーロを招聘した。

しかしながらここまでのところ、
そうした変化が好結果をもたらしているとは言えない。
リーガでは前節の結果によって
ヨーロッパの大会に出場する権利を有する
6位以内から脱落している。
また、先のチャンピオンズリーグでも
グループリーグ最下位が決定し、
同決勝トーナメントはもちろん、
3位のチームに与えられるUEFA杯の出場権も逃した。

ここまでのリーガでのバレンシアの戦いぶりを見てみると、
ホームよりもアウェイで結果を残していることが分かる。
アウェイでは勝ち点16を上げており、
これはレアル・マドリード、バルサ、アトレティコ・マドリード、
ビジャレアルのそれよりも遥かに好成績だ。
一方、ホームのメスタージャでは3勝4敗の成績で、
僅かに勝ち点9しか上げられておらず、
12もの勝ち点を失っているのである。

今シーズンのバレンシアはまた、
多くの故障者にも悩まされている。
今夜のメスタージャの対戦でも、
ヒルデブラント、ビージャ、アルビオル、アレクシス、
カネイラ、アングーロ、ガビラン、エドゥが
筋肉の故障によって出場を回避している。
posted by かずくん at 16:24| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする