およそ2,300人のソシオやファンが
バルサの選手達を間近で見ようと駆けつけた。
普段の練習はマシア練習場で行われるが、
同練習場にはスタンドが無く、
特に子供達はフェンスに齧り付いて、
背伸びをしながら練習の様子を見なければならない。
それに比べ、ミニエスタディならば
シートに座ってじっくりと練習を見学することが出来る。
子供達はまだクリスマス休暇中。
そこで、フランク・ライカールト監督は
ファンサービスとして、
この日は練習会場にミニエスタディを選択し、
ファンに開放したのであった。
そうした計らいに応えるように、
この日は多くのファンが詰めかけ、
特に子供たちの姿が多く見られた。
ここ数日の間にぐっと気温が下がったバルセロナの寒空の下、
バルサカラーのマフラーやニット帽、
トレーナーやブルゾンを着込んだ
およそ2,300人のファンがミニエスタディに詰め掛けた。
そして、大人から子供まで、練習中、終始選手達に声援を送っていた。
特に、10時半に選手達が
ミニエスタディのグラウンドに登場した時、
ファンのボルテージは最高潮に達していた。
この日の練習の主人公は紛れも無くロナウジーニョだった。
左足の膝蓋骨に痛みを抱えるロナウジーニョは、
トレーニングジムでのリハビリを切り上げ、
マシア練習場に姿を見せると、
この日一番の喝采を浴びていた。
この日のスタジアムにはハンディーキャップを背負ったグループも
見学に訪れており、
ロナウジーニョはそのグループの元に駆け寄り、
一人一人に抱擁や挨拶のベソ(頬を左右付け合う行為)、
そしてサインをプレゼントしていた。
また、ロナウジーニョや他の選手よりも遅れて
ミニエスタディに登場し、
やはり大きな声援を浴びていたのはメッシだった。
この日の練習の最後を締めくくったのはミニゲームだった。
詰め掛けたファンにとっては、最後の最後に楽しみが待っていた。
一つ一つのプレーに沸き、
盛り上がりの内にこの日のトレーニングは幕を閉じた。
試合後の練習にしてはいつもより長い、
ファンにとっては濃密な1時間15分だった。
練習後、選手達は7つの病院を訪問し、
そこに入院している子供達で
おもちゃのプレゼントをすることになっている。
“一つの贈り物に託された夢”と題されたこの企画では、
クラブは他にもおもちゃを
FEDAIA「青少年児童教育保護協会」に
寄贈することになっている。







