2008年01月06日

バルサ、苦しみながらリーガ新年勝利で発進

リーガエスパニョーラ第18節、
オノ・エスタディで行われた
マジョルカvsFCバルセロナの試合は
0−2でバルサが勝ち点3を獲得した。

クリスマス休暇明けのリーガ初戦となったこの試合、
フランク・ライカールト監督は故障で欠場となった
ロナウジーニョの代役として、
ジオバンニ・ドス・サントスを起用した。
また、中盤にはグジョンセンを送り込んだ。
前半はバルサがボールポゼッションで圧倒しながらも、
組織的にポジションを配し、
激しくプレッシャーを掛け続ける
マジョルカの守備網をなかなか突破することが出来ず、
チャンスを作り出すのに苦労した。
と同時にマンサーノ監督率いるマジョルカは
奪った後は素早い展開からカウンターアタックを繰り出し、
しばしバルサゴールを脅かした。
0−0の攻防が続いた後半63分、
左からのコーナーキックからラファエル・マルケスが
ヘディングシュートを決めて遂に均衡を打ち破ると、
ライカールト監督は久々にリーガ復帰となる
アンリとエジミウソンをピッチに送り出す。
終盤はマジョルカが攻勢に出るも、
バルサはカウンターからロスタイムに
エトーが駄目押しのゴールを決めて0−2とし、
試合を決定付けた。
オノ・エスタディで6連勝となったこの試合は、
アウェイでの勝利というこれ以上無い形によって、
リーガのタイトルを賭けた追撃の狼煙を上げることに成功した。

最初にチャンスを掴んだのはマジョルカ。
前半9分、カウンターからグィサが
ペナルティエリア内でミリートをかわしてシュート。
しかしボールはゴール僅か右に外れた。
バルサも直ぐに反撃、
イニエスタが左サイドをドリブルで突破して左足でシュート。
しかしこのシュートもゴール右に外れていった。
前半22分には前半で最大の決定機がマジョルカに訪れる。
すなわち、ゴール正面付近からバシナスが
トウキックでシュートを放つと、
ボールはゴール右ポストをかすめるようにして僅かに外れていった。
さらにはその6分後、アランゴがフリーキックを蹴るも、
これはバルデスが難なくキャッチする。

前半最後の時間帯、バルサは3度チャンスを掴む。
一度目は36分、フリーキックの陣形が整わない間に
するすると一人だけ上がったマルケスが
ふわりと蹴られたボールをヘディングシュートするも、
ボールはクロスバーの上に外れた。
さらにはゴール右のゴールライン付近で
相手ボールを奪ったエトーが中に
ドリブルで持ち込んで中央へ走りこんできた
チャビにパスを送るも、
相手と競り合いながら放たれたチャビのシュートは、
ミートせずにクロスバーの遥か上を越えて行った。
さらに前半終了間際に再びチャビがミドルシュートを放つも、
ボールは僅かにゴール右に外れた。

後半に入ると、フランク・ライカールト監督は
グジョンセンに代えてボージャンを投入、
イニエスタを中盤のボール回しに加えた。
後半開始5分にはトゥーレ・ヤヤがホナスを倒し、
今シーズン5枚目のイエローカードを受けてしまう。
後半も前半同様、激しいプレッシャーの掛け合いの中で、
一進一退の攻防が繰り広げられる。
しかしながら、バルサは依然として
組織的なディフェンスを敷くマジョルカに対し、
徐々に切れ味のある攻撃を見せ始めて行く。

そんな中、ようやくバルサに待望の先制点が転がり込む。
後半63分、左からのチャビのコーナーキックに
ニアサイドに走りこんだマルケスがヘディングシュートを決め、
均衡を破ることに成功する。

マルケスの先制点の直後、
ライカールトはジオバンニに代えてアンリを投入する。
アンリは昨年11月24日、
レクレアティボ戦以来の公式戦復帰となった。
しかし、ピッチに帰ってきた選手はアンリだけではなかった。
既にコパ・デル・レイ(国王杯)ベスト32第2戦、
対アルコヤーノ戦で実践復帰していたエジミウソンが、
この日後半69分、実に昨年5月20日以来、
久々にリーガエスパニョーラの舞台に戻って来た。
74分、右サイドをオーバーラップした
プジョルのセンタリングをアンリが押し込んで
ゴールするシーンがあったが、
これは疑惑的なオフサイドの判定で取り消されてしまう。
しかしながら再びアンリが左サイドをドリブルで
2人のディフェンダーをかわすと、
右足でコースを突いたシュートを放つも、
これはマジョルカのGKルクスが
左手で弾いて間一髪コーナーキックに逃れることとなる。
後半残り15分間は、同点ゴールを目指して
押し込んでくるマジョルカに対し、
懸命に跳ね返す時間帯が続いていく。

終盤の苦しい時間帯が続く中、バルサに安堵の時が訪れる。
カウンターアタックからボージャンが
前線で張るアンリへパスを通すと、
ダイレクトで落としたアンリのパスをトラップしたエトーが
ペナルティエリアの外からミドルシュートを放つと、
ボールはGKルクスの手をかすめるようにして
ゴール左隅に突き刺さった。
後半ロスタイムの出来事だった。

この勝利によってバルサは2008年のリーガを
幸先の良いスタートで幕を開けることに成功した。


<出場選手>

GK  1 バルデス
DF  5 プジョル
    4 マルケス
    3 ミリート
   22 アビダル
MF 24 トゥーレ(69分 15 エジミウソン)
    6 チャビ
    7 グジョンセン(46分 27 ボージャン)
FW 17 ジオバンニ(63分 14 アンリ)
    9 エトー
    8 イニエスタ

SUB GK 28 オイエル
    DF 11 ザンブロッタ
       21 テュラム
    MF 20 デコ

 
<得点>

62分 マルケス
89分 エトー


<警告>

11分 ジオバンニ
50分 トゥーレ
87分 プジョル


アンドレス・イニエスタ
「苦労したけど、チームは素晴らしい戦いをして、
そしてもうミスできない中で
重要な勝ち点3を手にすることが出来た。
良いプレーをしていれば、
勝つ可能性は高まるだろうけど、
時には何か別の工夫もしていくことが重要だと思う。」

ガブリエル・ミリート
「こういう試合になることは覚悟していた。
例え自分達のプレーが出来なくても、
勝たなければならなかった。
この勝ち点はとても重要だ。
年末に痛い敗北を喫していたし、
そこから立ち直る為にも重要な勝利となる。
今日の試合が苦しい試合になることは分かっていたけど、
同時にもう一点も失うことが出来ないことも分かっていた。
この勝利は順当な結果だ。
チームは苦しむ覚悟が出来ていたし、
それこそが重要なポイントだ。
チームの状態が良ければ、
個人もまた良くなっていく。
これからも自分達自身の事に集中し、
一試合一試合を勝って行かなければならない。
そして、少しずつ首位との差を詰めて行くことだ。
レアル・マドリードもいずれ勝ち点を落とすはずだ。
とにかく一番重要なことは、
自分達自身が勝ち続け、
一試合一試合に集中して臨むことだ。」

ホセ・エジミウソン
「この結果はチームを勇気付け、
これからの試合に向けて、
高い士気をもたらしてくれるだろう。
僕自身はしっかりと準備してきたから、調子が良いよ。
ピッチに戻ってこられてとても幸せに感じているし、
チームを助ける為の準備は出来ている。
確かに今日はスペクタクルな試合をすることが
出来なかったかもしれない。
だけど、アウェイでマジョルカのような
屈強なチームと戦った時、
何よりも重要なのは勝ち点3を勝ち取ったという事実だよ。」

トゥーレ・ヤヤ
「5枚目のイエローカード?
僕がコパ・アフリカに行っている間に消化されるから問題無いよ。
今日の試合は苦労した。
だけどマジョルカは良いチームだし、
ピッチコンディションも良くなかった。」

チャビ・エルナンデス
「マジョルカは後方をがっちりと固め、
そしてカウンターを狙ってきた。
ピッチも凄く硬かったね。
だけど重要なのは勝ち点3だった。
僕等は常に良いプレーをしようと心掛けている。
だけど今日はそれが出来なかった。
でも僕等は勝った。」

サムエル・エトー
「今日は最低限の目標である勝ち点3を手に入れた。
今はもう次の試合の事を考えることが重要だ。」


この日、選手達はオノ・エスタディオのピッチに登場する際、
真っ赤なTシャツを全員でまとって登場した。
そこには、右ひざの十字靭帯を損傷し、
全治6ヶ月の大怪我を追ったジョルケラを励ます文字
“Jorqui amims! Estem amb tu!
(ジョルキィ!頑張れ!僕等はいつも傍にいる)”の
カタランの文字が刻印されていた。


試合後、フランク・ライカールト監督は次のように
コメントしている。
「とても重要な勝ち点3だと思う。
レアル・マドリード戦の敗戦後、
難しいチームの状況から立ち直ったことを
示すことが出来たと思う。
チームの戦いぶり、そしてメンタリティを評価したい。
とても難しい試合だった。
中盤でボールをなかなかリズミカルに
素早く回すことが出来なかった。
それだけマジョルカのディフェンスが
しっかりと配備されていたと思う。
一方、うちのディフェンスも良くやっていたと思う。
マジョルカは奪ったら素早く攻めるカウンターで
しばしば危険な場面を作り出していたが、
チームは粘り強く守り抜いたと思う。」

戦前、サムエル・エトーが“良いプレーよりも結果が重要”と
発言していた。
「バルサは常に素晴らしいフットボールをする為にピッチに立つ。
我々のプレーをする為にね。
この哲学は常に持ち続けなければならない。
そして、魅力的なフットボールを志向しなければいけない。
だがもちろん、素晴らしいフットボールをして、
そして良い結果を導き出すことが理想だ。
特にリーガも後半戦に入ってくると、
勝ち点の一つ一つが重要になってくる。

チームは今日、ピッチ上で良く動き、戦っていた。
チームを取り囲む様々な批判に対して奮起した。
非常に難しい試合だったが、
チームはその中で勝利を掴み取った。

流れを代える為、もっと裏を取れる選手を投入する為、
グジョンセンに代えてボージャンを投入した。
また、イニエスタを中盤に下げることによって、
中盤のボール回しをより潤滑にする狙いもあった。
これが上手く機能したと思う。

アンリが戻って来たことは喜びだ。
後遺症無く今後プレー出来ることを望んでいる。
我々は全ての選手を必要としているし、
当然アンリも我々に多くのものをもたらすことが出来る選手だ。
今日も取り消されはしたが、
1ゴールを決めているし、
エトーの追加点をアシストした。」
posted by かずくん at 23:47| ☔| Comment(0) | TrackBack(2) | バルサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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